「ミュージカル・プレイ『黎明の風』−侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦−
グランド・レビュー『Passion 愛の旅』」
04/14 マチネ

初宝塚、行ってきました!今回見たのは「黎明の風」という作品。「白洲次郎:実業家。終戦連結中央事務局(CLO)局長。初代貿易庁長官。吉田茂の懐刀として戦後日本の憲法改正・復興・独立に尽力した人物。」(公式サイトより)第二次世界大戦開戦のから敗戦、講和の流れを通して、彼がプライドを持った独立国として表舞台の陰から日本を導く姿をマッカーサーや妻・正子、吉田茂といったまわりの人物とともに描いたミュージカルです。
白洲次郎 役/轟 悠さん
轟さん、演技も安定しているし、サイトのPVの普通に話している声はハスキーで軽い感じなのに歌うとすごい声量!とても上手いし、迫力もあってずっしり聴き応えがあり素敵。宝塚っぽい歌い方なのだけど発声(?)がしっかりしてて聴きやすいし、聴いていて気持ちがよかったです。私はミュージカルは男女問わず低音で迫力のあるボーカルがあるが好きなので、なかなか好みの歌声でした。今まで女性で好みの歌声の役者さんはEVITAの井上智恵さんやWickedの濱田めぐみさん(四季)だったのですが、"男役"というジャンル出会うとは思わぬ発見です。帰宅後、「黎明の風」はitunesに音源があったので迷わず購入&他の作品(暁のローマ)も購入して聴いてしまいました。("暁のローマ"自体も曲が良かったので面白そうですね。)轟さんの歌、是非また聴きたいです。
ダグラス・マッカーサー 役/大和 悠河さん
歌はやや不安定に感じたのですが、日本敗戦後の飛行機から降り立ったシーンや、ロシアの将軍、そしてもちろん白州次郎とのやり取りの場面がすごく見応えがありました。そして遠目から見ていたのであまりよくわからなかったのですが、後でお写真見ると格好良かったです。メイク映えする方なのですね。胸にサングラスをさす仕草とかダンディで格好良かったです。
白洲正子 役/和音 美桜さん
海外留学をしていて現代的な考え方で白州次郎を支えた妻の役です。和音さんは娘役トップの方が骨折で休演された為代役で登板された様ですが、可愛らしさと聡明さを併せ持った感じがよく出ていてすごいよかったです!こんな上手くても若手なんですね。すごいわ。
ミュージカル自体は、作品によるのか劇団によるのかわかりませんが、せっかく見所のある面白い話なのでもっと白州×マッカーサーのやり取りがどうだったか等、その辺をさらっと流さずもっとじっくり膨らませて見たかったなという思いが正直ありました。1時間40分と言う短い時間で開戦からサンフランシスコ講和条約まで走るのでどうしても仕方が無いかもしれないですが。そして当たり前ですが海外物とも四季のオリジナルとも違う関西っぽいノリも新鮮でした。「そこでそんな人出てくるの?!」「そこでそんな笑いを挟むのね?」みたいな(笑)あと背景が殆どイラストで「ちょっとさびしいなあ」と思っていたらその後のレビューがすごかったです!きらきらきらきら、場面転換も多くて豪華だし、無国籍風だったり、航空部隊だったり、ラテン?っぽいかんじだったりで、人数の多いダンスも見応えがありました。正直こっちの方がおもしろかった!当たり前ですが最後の本当に大きな羽根をつけていたので一瞬笑いそうになりましたが(失礼!)、これぞ宝塚といった感じのレビュー、とても楽しめました。
いやいや、あんなきらきらな世界にはまったら大変ですが、宝塚、ぜひまた見てみたいです。次は6月〜の星組「スカーレット ピンパーネル」を見ようかなと思っています。東宝エリザで一度みた小池修一郎演出の海外ミュージカルです。
あ、それにしてもこんなところでも「月月火水木金金」と「蘇州夜曲」を聴くとは思っていなかったので一瞬びっくりしました(笑)「あ、そうか、李香蘭と時代被りまくりだ!」と。そもそも同じ戦争での話だ。李香蘭も白州次郎もそれぞれ人物のインパクトが強いので忘れておりました。
